Windows環境でHULFT(ハルフト)を運用していると、「配信エラーが起きたときに、他の業務システムと同じようにWindowsの『イベントビューアー』でログを監視・検知したい!」と思うことがありますよね。
しかし、HULFTはデフォルトの状態だとWindowsのイベントログにはログを出力してくれません。標準では「コンソール出力」というHULFT独自の仕組みにログが流れるようになっています。
今回は、HULFTの実行ログをWindowsのイベントログにも出力させるための設定手順と、知っておきたいログファイルの裏事情について解説します!
1. デフォルト設定の「コンソールログ」とは?
設定を変更する前に、まずはデフォルトの仕様をおさらいしておきましょう。
初期状態では、HULFTの管理画面メニューにある [ツール] ➔ [コンソール] を起動すると、専用の別ウィンドウ(コンソール)が立ち上がります。この状態で配信や集信を実行すると、リアルタイムで処理状況のログが流れる仕組みになっています。
⚠️ Windows版のコンソールログファイル(hulconsole1.log)は読めない?
「コンソールを閉じていても、裏にログファイルがあるのでは?」と思って探すと、デフォルトでは以下のパスにファイルが出力されています。
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C:\HULFT Family\hulft8\etc\hulconsole1.log
しかし、このファイルをメモ帳などで直接開いてみると、文字化け(バイナリ交じり)が激しく、人間が普通にテキストとして読むのは非常に困難です。だからこそ、Windowsの標準機能で監視できる「イベントログ」への出力設定が重要になってきます。
2. Windowsイベントログへ出力させる設定手順
HULFTのログをWindowsのイベントログ(アプリケーションログ)に連携させるには、以下の手順で設定を有効化します。
Step 1. システム動作環境設定を開く
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HULFTの管理画面から [システム管理] ➔ [システム動作環境設定] を開きます。
Step 2. ログの出力先を変更する
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設定画面の中にある [ログ] タブ(または項目)を選択します。
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デフォルトでは「コンソールログの出力」にチェックが入っています。
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その隣にある「イベントログへの出力」にもチェックを入れます。(※コンソールとイベントログの両方にチェックが入った状態で構いません)
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設定を保存して画面を閉じます。
Step 3. HULFTサービスを再起動する
設定を反映させるには、HULFTのサービス再起動が必要です。Windowsの「サービス」管理画面などから、HULFTの関連サービスを再起動してください。
これで設定は完了です!これ以降は、Windowsの「イベントビューアー」を開くだけで、HULFTの実行ログが他のシステムログと同様に綺麗に確認できるようになります。Zabbixなどの監視ツールでエラー検知したい場合も、この設定が必須になります。
3. 【補足】Linux版のHULFTの場合はどうなの?
「Windowsはファイルが文字化けして読めないけど、Linux版のHULFTはどうなんだろう?」と気になりますよね。
Linux環境(UNIX系)の場合、ログは以下のパスに出力される仕様になっています。
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HULFT_INSTALL_PATH/etc/trace
こちらはWindowsの hulconsole1.log とは違い、cat や less コマンドを使ってターミナル上で普通にテキストとして読むことができます。文字化けに悩まされることもないため、シェルスクリプトなどでログを直接パース(解析)して監視するのも簡単です。
まとめ
Windows版のHULFTは、デフォルトのログファイルが直接読めない仕様になっているため、本格的な運用や監視を行うなら「イベントログへの出力」をONにするのが鉄則です。
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[システム動作環境設定] ➔ [ログ] ➔ 「イベントログへの出力」にチェック
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設定後はHULFTの再起動を忘れずに!
これだけで運用のしやすさがグッと向上しますので、環境構築の際は忘れずに設定しておきましょう!
