Just another IT site ※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。At Your Own Risk!! TURN BACK WHILE YOU CAN
PR

【JP1/AJS】実行エージェントの継承ルール完全ガイド!ネストジョブネットに指定した場合はどうなる?

※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。スクリプトはAI生成のものも多いのでコピー&ペーストの際は文字コードに注意ください!

JP1/Automatic Job Management System 3(JP1/AJS)でジョブやジョブネットを定義する際、「どこに実行エージェント(実行ホスト)を設定すると、配下のジョブがどこで動くのか?」という階層ごとの継承関係は整理しておきたいポイントです。

ネストジョブネット自体に実行エージェントを指定したパターンも含めて、実行先決定のルールを図解で分かりやすく解説します。

実行エージェント決定の全体像(構造図)

以下の構成例で、ルートジョブネット、ネストジョブネット、個々のジョブにそれぞれエージェントを指定(または省略)した場合の挙動を表しました。

Plaintext

[ルートジョブネット] (実行エージェント: AgentA )
   │
   ├──[ネストジョブネット1] (実行エージェント: 空白 )
   │     │
   │     ├──[ジョブ1-1] (実行エージェント: 空白 )
   │     │     └─► 【判定結果】 AgentA で実行(ルートの設定を継承)
   │     │
   │     └──[ジョブ1-2] (実行エージェント: AgentC )
   │           └─► 【判定結果】 AgentC で実行(ジョブ個別の設定を最優先)
   │
   └──[ネストジョブネット2] (実行エージェント: AgentB )  ※ネストに直接指定
         │
         ├──[ジョブ2-1] (実行エージェント: 空白 )
         │     └─► 【判定結果】 AgentB で実行(直近の上位ネストの設定を継承)
         │
         └──[ジョブ2-2] (実行エージェント: AgentC )
               └─► 【判定結果】 AgentC で実行(ジョブ個別の設定を最優先)

エージェント決定の優先順位(4段階ルール)

JP1/AJSでは、ジョブを実行するホストを決定する際、「下位(自分自身)から順に遡って設定を探す」というロジックで判定します。

優先度 1:ジョブ個別の「実行エージェント」指定(最優先)

ジョブの詳細定義で「AgentC」などの実行エージェントが明示的に設定されている場合(ジョブ1-2ジョブ2-2)、親のネストジョブネットやルートジョブネットの設定が何であれ、指定されたジョブ個別の設定が最も優先されます。

優先度 2:直近の上位ユニット(ネストジョブネット)の指定

ジョブ側の設定が「空白」の場合、1つ上のネストジョブネットの設定を参照します。 ネストジョブネット2 のように 「AgentB」 が指定されている場合、配下の空白ジョブ(ジョブ2-1)はルートジョブネットの設定を上書きし、AgentB で実行されます。

優先度 3:ルートジョブネットの指定

ネストジョブネット側も「空白」の場合、最上位であるルートジョブネットの設定を参照します。 ネストジョブネット1(空白)配下の ジョブ1-1(空白)は、ルートジョブネットに設定されている AgentA を継承して実行されます。

優先度 4:自ホスト(JP1/AJS Manager)の仮定

ルートジョブネットも含め、全ての階層で実行エージェントが「空白」だった場合は、デフォルト動作としてマネージャーホスト自身上で実行されます。

階層設計のポイント

  • サブシステムごとに実行先を変えたい場合: ルートジョブネットはAgentAにしつつ、特定の処理ブロックをまとめたネストジョブネットにだけAgentBを指定すれば、配下のジョブを「空白」のまま一括でAgentB実行にまとめることができます。

  • メンテナンス性の向上: ジョブ単体にエージェント名をベタ書きせず、ネストやルートジョブネット側で一括管理しておくと、将来のサーバー移行やホスト名変更の際にも修正箇所を最小限に抑えられます。

タイトルとURLをコピーしました