こんにちは!皆さんの現場では古いMac、現役で動いていませんか?
私の手元には、いまだに「Mac OS X 10.3.9 (Panther)」という、かなり古めの環境がバリバリ稼働しています。
今回は、このオールドMacに溜まった大事なデータを、ネットワークディスク(NAS)へバックアップしようとして大苦戦したお話です。
結論から言うと、GUIツールに頼るより、ターミナルから「生のrsyncコマンド」を叩くのが最強でした。
1. Finderの普通コピーは「エラーで即・全停止」の罠
まずは手軽に、Finder上でフォルダをドラッグ&ドロップして、ネットワークディスクへ通常のコピーを試みました。
ところが、これが大失敗。 古い環境ということもあってか、コピーの途中で何らかの読み込みエラーやアクセス権のエラーが発生すると、そこで全体のコピー処理がピタッと止まってしまうのです。
「どこまでコピーできたのか分からない」「いちいちエラーのたびに止まっていられない」ということで、通常のコピーでのバックアップは早々に断念しました。
2. 頼みの綱のGUIツール(BackupList)も動かず…
「それなら、以前重宝したrsyncのフロントエンド(GUI)ツール『BackupList』を使おう!」と思いつきました。
設定画面からボタン一発でバックアップができる便利なフリーソフトなのですが、OSのバージョンが古すぎるせいか、あるいはネットワークディスクとの相性のせいか、今度はツール自体がうまく動いてくれません……。
やはり、古いMac OS Xを相手にする場合、中途半端なGUIツールに頼るのは限界があるようです。
3. 結局、ターミナルを開いて「生のrsync」で解決!
「こうなったら、余計なものを挟まずに直接コマンドを叩くしかない!」
ということで、あきらめて「ターミナル.app」を立ち上げ、 UNIXの強力な同期コマンドである「ナマのrsync」を使ってコピーを実行することにしました。
実際に流したコマンドがこちら。
$ rsync -auv source_dir/ remote_backup_dir/
💡 使ったオプションの解説
-
-a(アーカイブ):タイムスタンプやアクセス権をできる限り維持したままコピーします。 -
-u(アップデート):転送先の方が新しいファイルがある場合は上書きせず、追加・更新されたファイルだけを賢くコピーしてくれます。 -
-v(バーボーズ):今何のファイルをコピーしているのか、進捗を画面にズラズラと表示してくれます。
これだよ、これ! 途中で少し怪しいファイルがあっても止まることなく、ガシガシと裏側で同期を進めてくれました。Finderのコピーでイライラしていた時間が嘘のように、あっさりとネットワークディスクへのバックアップが完了しました。
【今回の学び】Macのディスクはどこにある?
コマンドを叩くにあたって、Macのディレクトリ構造で「おっ」と思った発見がありました。
Macのローカルディスクや、ネットワーク経由でマウントしたリモートディスク(NAS)って、すべてファイルシステムの最上層にある /Volumes というディレクトリ以下にマウントされているんですね。
例えば、マウントしたバックアップ先のディスクを探すときは、ターミナルで cd /Volumes/ と打てば、そこに対象のディスクが綺麗に並んでいました。パスさえ分かれば、あとはrsyncに放り込むだけです。
まとめ:古いMacの相棒はやっぱり「ターミナル」
最新のOS Xでは「Time Machine」などの標準バックアップ機能が当たり前のように動きますが、OS X 10.3(Panther)や10.4(Tiger)といったオールド環境では、古典的なUNIXコマンドが今でも一番頼りになります。
もし、古いMacのデータ移行やバックアップで「Finderコピーがエラーで止まって進まない!」とお悩みの方がいたら、ぜひターミナルを開いて rsync を試してみてくださいね!
