ファイルをまとめて容量を小さくしようと思ってZIP形式に圧縮したのに、「なぜか元のサイズより大きくなってしまった!」という経験はありませんか?

「テキストファイルを圧縮したはずなのに…」「圧縮ソフトの不具合?」と思ってしまいますが、実はこれ、ファイルの性質や数によって起こる正常な現象なんです。
今回は、なぜZIP圧縮したのにサイズが大きくなってしまうのか、その理由と対策を分かりやすく解説します!
1. なぜZIPにするとサイズが大きくなるの?
理由は大きく分けて2つあります。
理由①:すでに「これ以上縮まないファイル」を圧縮している
ZIP圧縮の仕組みは、ファイル内にある「同じパターン(重複するデータ)」を省略して短く書き換えることで容量を小さくしています。
しかし、世の中には最初から限界までデータを詰め込んでいる(すでに圧縮されている)ファイルがたくさんあります。
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画像・動画:
JPEG(.jpg)、PNG(.png)、MP4(.mp4) -
音声:
MP3(.mp3) -
その他:
PDFやOffice系ファイル(.docx や .xlsx なども実は内部で圧縮されています)
これらは最初からギチギチにデータが詰まっているため、ZIPにしてもこれ以上縮みません。
理由②:ZIPの「管理データ」の分だけ重くなる
ZIPファイルを作成すると、中に入っているファイルの「名前」「作成日時」「フォルダ構造」などの管理情報(ヘッダー情報)が新しく付与されます。
元が「これ以上縮まないファイル」の場合、データの容量は減らないのに、この管理情報の重さが純粋にプラスされるため、結果としてZIP後の方がサイズが大きくなってしまいます。
2. 【要注意】「細かい大量のログファイル」でもサイズが大きくなる罠
「画像が縮まないのは分かった。でも、中身がただのテキストである『ログファイル』を圧縮したのにサイズが増えたのはなぜ?」というケースがあります。ここがZIPの大きな盲点です。
実は、「1ファイルあたりの容量が数KB〜数十KBと小さく、数が何千・何万個もあるログファイル」をひとつのZIPにまとめると、元のサイズより大きくなることがあります。
理由は先ほど紹介した「管理データ(ヘッダー)」です。 ZIPファイルは、中に入るファイルの数だけ管理データ(ヘッダー)を内部に作成します。
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1ファイルのテキストが「1KB」しかなくて、圧縮で「0.5KB」に縮んだとしても、
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そのファイル1個につき、ZIPの管理データが「0.6KB」追加されてしまったら、
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差し引き「1.1KB」になり、元の1KBより重くなってしまいます。
これが何千・何万ファイルと積み重なることで、「テキストなのに、ZIPにしたら全体の容量が数MB〜数十MBも増えてしまった!」という逆転現象が発生するのです。
3. 対策とZIP圧縮の本当の目的
「じゃあ、画像や大量のログをZIPにする意味ってないの?」と思ってしまいますが、そんなことはありません。サイズが小さくならなくても、ZIPにする大きなメリットがあります。
メリット:目的を「容量削減」から「1つにまとめる」に切り替える
メールやチャットツールで何百枚もの写真や、大量のログファイルをバラバラのまま送ると、送受信にものすごく時間がかかり、最悪システムがフリーズします。
ZIPにする最大のメリットは、容量を小さくすることではなく「散らばった大量のファイルを1つのファイル(コンテナ)にパッケージングして、コピーや移動の速度を圧倒的に早くする」ことにあります。
💡 どうしてももっと縮めたい場合は? 容量を小さくすることにこだわりたい場合は、Windows標準のZIPではなく、より圧縮効率の高い形式(7z や RAR 形式など)に対応した専用ソフト(7-Zipなど)を使って圧縮するのも一つの手です。特に大量の細かいファイルに対しては、ZIPよりも劇的に容量を減らせるケースが多いです。
まとめ
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JPEG、MP4、PDFなどは最初から圧縮されているのでZIPにしても縮まない
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細かいログファイルが大量にある場合、ファイルごとの「管理データ」の重さで逆にサイズが増える
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サイズが大きくなっても「ファイルを1つにまとめて扱いやすくする(梱包する)」という意味では大いに役立っている!
「サイズが大きくなったから失敗した!」と思わず、ファイルを綺麗に段ボール箱へ梱包できたと思って、そのまま活用してくださいね!
【参考】
データをzipで圧縮した場合に、元データよりzipのほうがサイズが大きくなる… – Yahoo!知恵袋
