Redmineで「テスト運用していたプロジェクトの設定や構成を、そのまま本番環境へ移行したい」「よく使うプロジェクトの構成をテンプレート化して使い回したい」という場面はありませんか?
Redmineには、プロジェクトの設定やチケットの構成を一切合切丸ごとコピーできる強力な機能が標準で備わっています。
今回は、プロジェクトの具体的な複製手順と、知っておくとちょっとためになる「裏側の仕組み」について解説します!
🛠️ Redmineプロジェクトを複製する簡単4ステップ
管理権限を持つユーザーでログインし、以下の手順で進めます。
ステップ1:「管理」メニューを開く
トップメニュー、または画面右上にある 「管理」 をクリックします。
ステップ2:「プロジェクト」を選択する
管理メニューの一覧から 「プロジェクト」 をクリックすると、現在作成されているプロジェクトの一覧が表示されます。
ステップ3:対象プロジェクトの「コピー」をクリック
コピーしたい(元となる)プロジェクトの右端にある 「コピー」(または複製)のリンクをクリックします。
ステップ4:必要事項を入力して実行
プロジェクトの作成画面に似た画面が表示されます。
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「名称」 と 「識別子」(URLの一部になる英数字)を新しく入力します。
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画面下部には、トラッカー、カスタムフィールド、クエリ、Wikiなど、コピー対象の項目一覧が表示されます。デフォルトでほとんどの項目にチェックが入っているため、基本はそのままで大丈夫です。
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💡 ここがポイント! プロジェクトに関わるユーザーやロールも含めて「一切合切」そのままコピーしたい時は、画面内にある 「メンバーの継承」に必ずチェック を入れてください。
最後に 「コピー」 ボタンを押せば、一瞬で新しいプロジェクトが生成されます!
🧐 疑問:プロジェクトを増やしても、サーバー内にフォルダが作られない?
ここで、インフラやサーバー管理に詳しい方なら「ハテ?」と思う面白いポイントがあります。
新しくプロジェクトを作ったり複製したりしても、Redmineのドキュメントルート(例:/var/lib/redmine)やサーバー内のどこを探しても、そのプロジェクト名がついた新しいディレクトリ(フォルダ)は作成されません。
「どこにデータが消えたの?」と不安になるかもしれませんが、安心してください。これはRedmineの正常な仕様です。
データの裏側:すべては「データベース」の中で処理されている
Redmineは、プロジェクトごとのファイルやフォルダをサーバーのOS上に独立して作る仕組みにはなっていません。
プロジェクト名、識別子、チケット情報、Wikiの本文、メンバーの権限に至るまで、ほぼすべてのデータは、裏側で動いているリレーショナルデータベース(MySQLやPostgreSQLなど)のテーブル内に「識別子」という紐付け用のIDを持った状態で、内部的に一元管理されています。
サーバーのディスク容量を直接消費するのは、基本的に「チケットやWikiに添付したファイル」(通常は /var/lib/redmine/files などの特定の添付ファイル用ディレクトリに格納される)のみです。
そのため、プロジェクトをどれだけ複製してもサーバーの階層構造が汚れることはなく、Redmineがシステム内部でスマートに交通整理を行ってくれています。
📝 まとめ:移行作業は「コピー」機能で安全・迅速に!
Redmineのプロジェクト複製機能を使えば、テスト環境でじっくり構築したワークフローやWikiのナレッジを、本番環境へ安全かつ瞬時にデプロイすることができます。
裏側の仕組みを理解しておけば、「バックアップの時はデータベースをしっかり取っておけば大丈夫」という運用の安心感にも繋がりますね。
新しくプロジェクトを立ち上げる際は、ぜひこの「コピー」機能をフル活用してみてください!
