JP1/AJSの「しきい値」設定、勘違いしていませんか?警告・異常判定の仕組みと注意点
今回は、JP1/AJSでジョブを管理する際に重要になる「終了判定のしきい値」について分かりやすく解説します!
■ しきい値による警告・異常判定の仕組み
JP1/AJSでは、ジョブが返してくる終了コード(戻り値)に対して、しきい値を設けることで「正常」「警告」「異常」のステータスを判定します。
例えば、ジョブのしきい値を以下のように設定したとします。
・警告しきい値:2
・異常しきい値:3
この場合、実際のステータス判定は以下のようになります。
・終了コード「0, 1, 2」 ⇒ 正常
・終了コード「3」 ⇒ 警告
・終了コード「4以上」 ⇒ 異常
■ ここがポイント!「設定した値+1」から切り替わる
設定画面で「警告しきい値:2」と入力すると、「2になったら警告になるのかな?」と思ってしまいがちですが、実際には「設定した値の範囲までは正常(または警告)」という意味合いになります。
つまり、ステータスが切り替わるのは「設定した値+1」からということになるんです。ここは少し直感とずれやすいので、しっかり覚えておきたいポイントですね✨
■ 要注意!Windowsコマンドの落とし穴
しきい値を完璧に設定しても、実行するコマンドの仕様によっては思わぬ罠が待っています。
例えば、Windowsの DEL コマンド。
このコマンドは、ファイルの削除が成功しても失敗しても、結果に関わらず必ず「0」を返すという仕様があります。
つまり、どれだけしきい値を細かく設定して異常を検知するつもりでも、このコマンドを使うと常に「0(正常)」となってしまい、いつも結果が同じになってしまうんです💦
ジョブを組む際は、実行するコマンドが「そもそもどのような終了コードを返すのか」もセットで確認するように注意が必要です。
■ まとめ
- ステータスが変わるのは「設定したしきい値+1」から!
- 実行するコマンド自体の戻り値の仕様も必ず確認する!
JP1/AJSのしきい値設定とコマンドの仕様、両方を正しく把握して、確実なジョブ運用を目指しましょう!
