こんにちは!JP1/AJSの運用保守やトラブル対応、日々お疲れ様です。
夜間バッチなどでジョブネットが「異常終了」してしまったとき、リカバリーのために再実行を行いますよね。
しかし、「原因となったジョブを修正したけれど、本当にこれで動くか不安だから、実行直前の状態で一度止めて(保留にして)最終確認したい」ということや、「異常になったジョブの手前までは成功しているから、そこはスキップして失敗したジョブから再開させたい」という場面は多いはず。
今回は、AJS View画面から「異常終了したジョブネットを、特定のジョブで保留をかけながら賢く再実行する手順」を分かりやすく解説します!
1. 失敗したジョブネットを「途中から」「保留」で再実行する手順
障害の原因を排除し、いざジョブネットを再実行する際の手順です。
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JP1/AJS3 – Viewの画面で、異常終了(赤色)になっている対象のルートジョブネットを右クリックします。
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メニューから 「再実行」 ➔ 「このユニットから」 を選択します。
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💡 ポイント: 「このユニットから」を選ぶことで、すでに正常終了している先行ジョブを無駄に二重実行することなく、失敗した箇所からピンポイントで処理を再開できます。
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再実行のダイアログ(設定画面)が表示されたら、下部にある 「再実行オプション」 を確認します。
2. 知っておきたい!再実行オプションのチェックポイント
再実行ダイアログの中にある「再実行オプション」には、安全なリカバリーを行うための重要なチェックボックスが用意されています。状況に合わせて必要な箇所にチェックを入れましょう。
📌 チェック①:[再実行で指定したユニットを保留状態にする]
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どんな時に使う?: 再実行ボタンを押した瞬間にジョブが走り出すのを防ぎたいとき。
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効果: ここにチェックを入れて再実行すると、対象のジョブが自動的に 「保留(赤斜線)」 のステータスで待機します。 「設定は流したけれど、関係部署からの実行OKサインを待ってから動かしたい」「手動で前処理を終わらせてから、View画面で『保留解除』をして動かしたい」という時に非常に安全です。
📌 チェック②:[異常状態の先行ユニットを警告終了にする]
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どんな時に使う?: 後続のジョブが「先行ジョブが正常終了(または警告終了)していないと動かない」という結合関係(しがらみ)を持っているとき。
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効果: 異常のまま残っている手前のユニットのステータスを、JP1側で一時的に「警告終了」扱いへと読み替えてくれます。これにより、後続ジョブが条件をクリアしたと認識し、スムーズに実行できるようになります。
3. 安全に再実行するためのベストプラクティス
本番環境でのリカバリー作業は一発勝負になることが多いため、以下の流れを徹底するのがおすすめです。
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オプションの 「指定したユニットを保留状態にする」にチェックを入れて再実行 を押す。
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ジョブネットが「保留」で安全に止まっていることを画面で確認する。
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関連するデータや環境が整ったことをトリプルチェックする。
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対象ジョブを右クリック ➔ 「保留解除」 を行い、実際に処理をスタートさせる。
この「一度保留でクッションを挟む」クセをつけておくだけで、オペレーションミスによる予期せぬ二次災害を大幅に減らすことができます。
まとめ
JP1のジョブ再実行は、ただ「右クリック ➔ 再実行」を推すだけでなく、オプションを使いこなすことで格段に安全性が高まります。
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すでに終わった処理をスキップするなら 「このユニットから」
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タイミングをコントロールしたいなら 「指定したユニットを保留状態にする」
障害対応時の手順書やマニュアルを作成する際にも、ぜひこのオプション設定を標準手順として組み込んでみてくださいね!
