「開発環境を構築したいけれど、社内セキュリティの関係で対象のPCがインターネットに繋がらない…」
そんな状況でも諦める必要はありません!
そんな状況でも諦める必要はありません!
インターネットに接続できる別のPCを1台用意すれば、WSL(Windows Subsystem for Linux)のUbuntu環境をエクスポート(バックアップ)して、オフラインPCへインポート(移行)することができます。
本記事では、その具体的な手順を分かりやすく解説します。
全体の大まかな流れ
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- 【オンラインPC】 Ubuntu環境を構築し、tarファイルに書き出す
- 【ファイルの移動】 USBメモリ等でtarファイルをオフラインPCへ移す
- 【オフラインPC】 WSL機能を有効化する
- 【オフラインPC】 tarファイルをインポートしてUbuntuを起動する
ステップ1:【オンラインPC】Ubuntu環境の書き出し(エクスポート)
まずは、インターネットに繋がるPCでベースとなるUbuntu環境を用意します。
1. Ubuntuをインストールする
通常通り、Microsoft Storeやコマンド(
wsl --install -d Ubuntu)からUbuntuをインストールし、初期設定(ユーザー名とパスワードの登録)まで済ませます。2. 環境をtarファイルに書き出す
コマンドプロンプト(またはPowerShell)を開き、以下のコマンドを実行してUbuntu環境を丸ごと1つのファイルに出力します。
cmd
wsl --export Ubuntu C:\wsl_export\ubuntu_backup.tar
コードは注意してご使用ください。
※保存先(
C:\wsl_export\)やファイル名は環境に合わせて変更してください。ステップ2:【オフラインPC】WSL機能の有効化
次に、ターゲットとなるオフラインPCでの作業に移ります。
1. Windowsの機能を有効にする
インターネットがなくても、Windowsのシステム機能からWSLを有効化できます。
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- スタートメニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」を検索して開きます。
- リストから「Linux用Windowsサブシステム」にチェックを入れます。
- 必要に応じて「仮想マシンプラットフォーム」にもチェックを入れます(WSL2を使用する場合)。
- 「OK」をクリックし、指示に従ってPCを再起動します。
ステップ3:【オフラインPC】Ubuntuの取り込み(インポート)
ステップ1で作成した
ubuntu_backup.tar を、USBメモリなどを経由してオフラインPCの任意の場所に保存します(例: D:\backup\ubuntu_backup.tar)。1. インポートコマンドの実行
オフラインPCでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してUbuntuを登録します。
cmd
wsl --import <任意のディストリビューション名> <展開先のフォルダーパス> <tarファイルのパス>
コードは注意してご使用ください。
【具体例】
ディストリビューション名を「Ubuntu-Offline」とし、Cドライブの「wsl_base」フォルダーに展開する場合:
ディストリビューション名を「Ubuntu-Offline」とし、Cドライブの「wsl_base」フォルダーに展開する場合:
cmd
wsl --import Ubuntu-Offline C:\wsl_base D:\backup\ubuntu_backup.tar
コードは注意してご使用ください。
2. 起動確認
正しくインポートできたか確認するため、以下のコマンドでWSLを起動します。
cmd
wsl -d Ubuntu-Offline
コードは注意してご使用ください。
無事にUbuntuのターミナル(プロンプト)が表示されれば、オフライン環境でのWSL構築は完了です!
まとめ:移行後の注意点
この方法を使えば、ネットワーク環境が隔離された場所でも使い慣れたLinux環境を構築できます。
ただし、オフライン環境では起動後に
apt install などで新しいパッケージをインターネットから直接ダウンロードすることはできません。必要なツールやライブラリがある場合は、ステップ1のエクスポートを行う前に、オンラインPC側であらかじめインストールしておくのがスムーズに開発を始めるコツです。ぜひ試してみてください!
