JP1/AJS3で、次の条件を組み合わせる場合は注意が必要です。
24時間制スケジュール
+
基準時刻が0:00以外
+
開始時刻が24:00以降
+
起動条件の終了時刻も24:00以降
例えば、
開始時刻:25:00
起動条件終了:29:00
という設定です。
一見すると、
25:00 = 翌日01:00
29:00 = 翌日05:00
なので「4時間監視」と考えやすいのですが、JP1/AJS3ではそうならない場合があります。
29:00が翌々日扱いになる場合がある
JP1/AJS3では、24時間制スケジュールで基準時刻が0:00以外の場合、
24:00以降かつ基準時刻より前の時刻を起動条件の終了時刻に指定すると、終了時刻が翌々日扱いになります。
公式マニュアルにも、このケースが注意事項として明記されています。
そのため、
01:00開始
起動条件終了 05:00
と、
25:00開始
起動条件終了 29:00
を単純に同じ4時間監視と考えるのは危険です。
後者では条件によって、想定より24時間長く起動条件を監視することがあります。
深夜1時~5時だけ監視したいなら
目的が単純に、
01:00 監視開始
↓
05:00 監視終了
なのであれば、前日の業務として扱う必要がない限り、
01:00 ~ 05:00
と実際の時計に合わせて設定した方が分かりやすいでしょう。
特に24時より前に先行する処理がないジョブネットなら、25:00~29:00とするメリットは小さくなります。
実行開始日も「登録日」の方が分かりやすい場合がある
もう一つ注意したいのが実行開始日の指定です。
例えば、
開始時刻:25:00
起動条件終了:29:00
のように両方とも24時を超えている状態で、さらに開始日を「絶対日」にすると、
開始日:9月17日
開始時刻:25:00
のような指定になります。
この場合、実際の暦時刻は翌日の01:00となるため、日付を確認するときに少し分かりにくくなります。
JP1/AJS3では、絶対時刻を使用する場合でも「登録日」と「絶対日」の両方を開始日の種別として使用できます。
そのため、
特定の日から開始する必要はなく、とにかく実行登録後のスケジュールから動かしたい
のであれば、
開始日:登録日
とした方が、具体的な日付と25:00表記の組み合わせを考えなくて済むため、運用上は分かりやすくなります。
逆に、
9月20日から本番開始
のように開始日が明確に決まっている場合は、
開始日:絶対日
を使用します。
使い分け
| 条件 | 分かりやすい設定 |
|---|---|
| 深夜01:00~05:00だけ監視 | 01:00~05:00 |
| 前日の業務として日またがり管理 | 25:00~29:00 |
| 登録後のスケジュールから開始 | 登録日 |
| 特定の日から開始 | 絶対日 |
まとめ
特に注意したいのは、
24時間制
+
基準時刻が0:00以外
+
25:00開始
+
起動条件終了29:00
のような設定です。
この場合、29:00 が翌々日扱いとなり、01:00~05:00で設定した場合より24時間長く監視する可能性があります。
また、開始時刻も起動条件終了時刻も24時を超えていて、特定の開始日を指定する必要がないのであれば、
開始日:登録日
とした方が、絶対日+25時表記による日付の混乱を避けやすくなります。
深夜帯だけで完結するジョブネットでは、必要以上に25時・29時・絶対日を組み合わせず、実際の運用時刻と目的に合ったシンプルな定義にするのが分かりやすいでしょう。

