JP1/AJS3では、ジョブネットが起動条件待ちの状態でも、設定した開始遅延時刻や終了遅延時刻を迎えると遅延として検知されます。
つまり、
起動条件待ち
=
遅延監視の対象外
ではありません。
例えば、次のような設定があるとします。
予定開始時刻:01:00
開始遅延時刻:01:10
終了遅延時刻:01:30
起動条件が成立せず、ずっと待ち状態だった場合でも、
01:00
起動条件待ち
01:10
開始遅延を検知
01:30
終了遅延を検知
となります。
ジョブネットがまだ実際に開始していなくても、**「この時刻までに開始しているはず」「この時刻までに終了しているはず」**という基準で遅延が判定されるためです。
開始遅延・終了遅延を検知すると、状態コードもログへ出力されるため、JP1/AJS3のログを外部監視している場合は注意が必要です。
AJSViewでの表示色
AJSViewのデフォルトでは、遅延状態は次の色で表示されるようです。
| 状態 | 表示色 |
|---|---|
| 開始遅延(待ち状態) | 桃色 |
| 開始遅延(実行中) | 濃い桃色 |
| 終了遅延(待ち状態) | オレンジ |
| 終了遅延(実行中) | 濃いオレンジ |
覚え方としては、
桃色系
→ 開始遅延
オレンジ系
→ 終了遅延
と考えると分かりやすいです。
まとめ
起動条件付きジョブネットでは、
起動条件待ち
↓
開始遅延
↓
終了遅延
という状態になることがあります。
そのため、「起動条件待ちだから遅延ではない」と判断せず、AJSViewの表示色やログも合わせて確認することが重要です。
