JP1の運用中に、イベントの発生をずっと待ち続けているジョブ(イベント受信待ち)のせいで、ジョブネット全体の処理が「実行中」のまま進まなくなってしまった……というトラブルはよくあります。
イベントが発信される見込みがない場合や、メンテナンスなどでこれ以上待つ必要がないときは、対象のジョブを「強制終了」させて処理を切り上げる必要があります。
今回は、JP1/AJS3 – Viewの「マンスリースケジュール」画面から、イベント受信待ちで止まっているジョブを安全に強制終了させる手順を、初心者にも分かりやすく解説します!
1. なぜイベント受信待ちのジョブは勝手に終わらないのか?
JP1の「イベント受信監視ジョブ」は、指定された条件(ファイルが作成された、特定のログが出力されたなど)をクリアするまで、健気にずっと待ち続けるという性質を持っています。
そのため、前提となるシステム側でトラブルが起きてイベントが発信されないと、いつまで経ってもジョブネットが終了しません。
これを手動で「もう待たなくていいよ」と終わらせてあげるのが、今回の強制終了(中断処理)です。
2. マンスリースケジュール画面からの強制終了手順
JP1/AJS3 – View を開き、以下の手順で操作を行います。
Step 1. 対象のジョブネットを開く
まずは画面左側のツリーから対象のジョブネットを選択し、「マンスリースケジュール」画面を開きます。
Step 2. 上部ペインで対象の運用日(先頭ジョブ)を選択
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画面の上半分(上部ペイン)にあるスケジュール一覧から、現在「実行中(緑色)」になっている先頭のジョブ(またはジョブネット全体の枠)をクリックして選択します。
Step 3. 下部ペインで「イベント受信待ち」のジョブを選択
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上部で選択すると、画面の下半分(下部ペイン)に、その中に含まれる細かいジョブがズラリと表示されます。
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その中から、現在ステータスが「実行中」の濃い緑色(※イベント受信待ち状態)になっている対象のジョブを見つけてクリックします。
Step 4. 右クリックから「強制終了」を実行
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選択したジョブを右クリックします。
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メニューから [操作] ➔ [強制終了] を選択します。
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確認のポップアップが出るので「はい」を押します。
これだけで、ずっと待ちぼうけを食らっていたジョブが即座に「強制終了」ステータスに変わり、処理を止める(または設定に応じて後続ジョブへ進める)ことができます。
💡 ここがポイント!強制終了した後の「後続ジョブ」はどうなる?
イベント受信待ちジョブを強制終了させた場合、その後に控えている「後続ジョブ」の挙動には注意が必要です。
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標準的な設定の場合 イベント受信ジョブが「強制終了(異常終了扱い)」になると、基本的には後続ジョブは実行されず、ジョブネット全体がそこでストップします。
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後続に「リカバリジョブ」がある、または「異常時も実行」となっている場合 イベントが来なかったとき用のリカバリ処理が裏で走る可能性があります。
強制終了した後に「残りのジョブをどうしたいか(そのまま正常終了扱いにしたいのか、特定のジョブから再開したいのか)」によって、次に必要な操作(「保留解除」や「未実行終了に切り替え」など)が変わってきます。
強制終了のボタンを押した後は、ジョブネット全体のステータスがどう変化したかまで必ず見届けるようにしましょう!
まとめ
イベント受信待ちで固まってしまったジョブネットは、焦らずに「上部ペインで親を選択 ➔ 下部ペインで濃い緑のジョブを選択 ➔ 右クリックで強制終了」の4ステップで解決できます。
夜間運用や障害対応の現場でよく使う基本操作ですので、ぜひ手順をマスターしてスムーズなトラブルシューティングに役立ててくださいね!
