セッションが突然切れるという問い合わせが増えた。ログにエラーはない。律がRedisを見る。
`INFO memory`
`evicted_keys` が増えていた。maxmemoryに達し、古いキーが追い出されていたのだ。瀬名はセッションをRedisに置いたまま、TTLが長すぎる設計に気づいた。
二人は一時的にメモリを増やし、不要なキーを削除し、セッションTTLを見直した。
「見えないところで消えるの、怖いですね」
瀬名が言うと、律は小さく頷く。
「でも、消えた理由が分かれば戻せなくても次は守れる」
その言葉は、システムだけの話ではないように聞こえた。
人物紹介
瀬名悠真
- 男性、30代
- サーバ運用・インフラ担当
- 手は動くが、初動で少し焦りやすい
久坂律
- 女性、30代
- 監視、自動化、ログ解析、運用設計に強い
- 冷静で、原因調査の順序を大事にする

